材木屋さん
打合せの後は、岡野国商店さんへ。京都市内の碁盤の目のワンブロックを占有しかねないくらい大きな敷地。そこに巨大倉庫があって、銘木がずらっと保存してある。
まずこちらは洗面所に使う一枚板。なかなか流通していない珍しい木だそうだが、珍しすぎて名前を忘れてしまった。
拭き漆で仕上げるとこんな感じ。漆ってすごい。
これは床の間に使う地板。こちらの材木屋さんのご自宅で文机として使われていた由緒正しき?欅の古材だそうだ。漆とはまた違って、古材ならではの飴色の艶が絶品。
ちなみに、こちらは残念ながら次点の松の地板。これも古材だが表面を削ってあるのでかなりきれい。松ならではのこの木目がすばらしい。好み。
欅の古材の地板に合わせる床框がこれ。胡桃の丸太で木肌を残して使う。住む為の場所ではなく、あくまで楽しむ為に過ごす場所なので、こういう普段なら絶対に使わない木材も、話題性重視で採用してみる。数奇ってやつですな。
この手の材は、一つとして同じものはないので、倉庫におじゃましてプロの話を聞きながら選ぶのがほんまに面白い。