岡野国商店

大変お世話になってる岡野国商店さんで、拭き漆をさせてもらえることになった。久々の作業着で完全防備!

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タはさっと塗れると書いているが、ちゃんと木目の細かい溝にも漆が入っていくように擦りこむように塗らなあかん。ナナメやヨコから角度をかえて塗残しがないか確認しながら、でもあまり時間をかけすぎると塗りムラの原因となってしまうので迅速に塗っていく。簡単に見えて結構気をつかう作業なのである。

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拭きとりも、小さい円を描くように押さえつけたり、木目に沿って擦り込みつつ拭きあげないといけない。且つ心をこめて。見た目以上にパワーのいる作業なのである。

ヨノ木の一枚板のあと、ある部分に使う木にも漆を塗った。写真奥のものから1本づつ塗っていったんやけど、時間がたつにつれて色が濃くなっていくのがわかるでしょうか。漆はとても奥が深いです。

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ところで「ヨノ木(よのぎ)」はレアすぎてWikipediaにも載ってないとお店の方が言っていたが、「ヨノキ」のことではないだろうか。であれば、エノキの別名ということになる。

あ、ちなみに完全防備の甲斐あってか、とくにどこもかぶれませんでした。ほんまにアカン人やと、その場にいて空気にふれるだけであかんこともあるらしい(かなり極端な例やけど)。タフな我が身に感謝。