お豆と鬼だけじゃない!節分

節分です。京都でもいろんな神社やお寺で豆まきなどのイベントがあります。有名どころやと吉田神社の節分祭。個人的には節分に吉田神社に行ったらぜひともついでにおすすめしたいところがあります。

それは吉田神社から徒歩10分ほどのところにある須賀神社。ここで節分の時だけ売っている「懸想文」(けそうぶみ)というものがあります。懸想文とはラブレターのことです。昔むかしお公家さんなど高貴な方しか字を書けなかったような時代に、お公家さんたちはラブレター代筆請負いのアルバイトをしていたそうです。その頃も公務員の副業は禁止されていたのか?わかりませんが、とにかくそれなりの身分であったため、覆面で顔を隠してアルバイトに精を出されていたようです。

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という言い伝えを受けて江戸時代には懸想文を縁起ものとして扱い、当時と同じように烏帽子に覆面姿といういでたちで売り歩く「懸想文売り」なる人がいて、今は干支で今年なら「龍彦さん」から「巳代子さん」へというラブレターを販売しています。他人のラブレターを買って何がうれしいのかという話ですが、縁談や商売の良縁を招くご利益があるとのこと。季節モノや縁起モノや婚活に興味がある方におすすめです。須賀神社はおしどり夫婦で有名な須佐之男神(ダンナ)と櫛稲田比賣神(嫁)を祭っているので、元々縁結びの神様なのです。

懸想文売りが手に持っているのが懸想文。中身はほんとに昔風ラブレターになっていますのでぜひ買って中を確認してみてください。懸想文売りの人はかなり撮られ慣れている感じで気軽に写真撮影に応じてくださいます。ツーショットも可!


吉田神社の近くには吉田山荘の敷地内にある「真古館」というカフェがあります。元々ガレージに使っていた古い建物を素敵に改装しています。真古館のいいところは料金が若干高いせいかわりと空いてる。のんびりできると思います。

東山を一望できる窓からの景色も良い。

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それとコウモリの形のクッキーがかわいい。

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