藤娘

知る人ぞ知る、京都で年に1度のイベントです。南座での「歌舞伎鑑賞教室」。今年で21回目になるそうで。

f:id:ntadashi2:20130421165121j:image

落語家の桂九雀さんが第1回目からずっとご案内役をされていて、歌舞伎の見どころやおもしろさを軽快なトーク、小(?)芝居などをまじえつつ教えていただけます。裏方さんや舞台装置など普段見えないようなところの紹介もあります。歌舞伎の世界は奥が深いので毎年行っていても全く飽きることなく、歌舞伎を身近に感じることのできるとても良い企画です。リピーターのお客様も多いそうです。

当たり前かもしれないのですが、案内役が現役の噺家さんなのでしゃべりがめちゃめちゃ上手い!個人的にも相当な歌舞伎ファンだそうで説明にも力が入り丁寧でわかりやすいです。

年に一度の開催で2月ごろのこともあれば4月にやってることもあり、少々不定期のようですが今年は4/25まで!そしてさらに魅力的なのが、全席自由席!‥というわけで事情通のお客様は1時間ほど前から?南座の前に並ばれています。たったの3000円で花道の横や桟敷席など憧れのエエ席に座れるので並ぶ価値はじゅうぶんあります。

f:id:ntadashi2:20130421164505j:image

今年の歌舞伎鑑賞教室の演目でもあった藤娘。江戸時代の大津絵が元になっています。1枚の絵から歌舞伎の演目が作られていたとはなかなか意外です。大津絵というのは当時庶民の間で流行したベタな「お土産もの」ですし・・。くまモンひこにゃんも100年後ぐらいに歌舞伎になってたりして!

f:id:ntadashi2:20130422110240j:image

藤娘の大津絵、こんなんです。